こんちには! 私たちは座椅子専門メーカー『明光ホームテック株式会社』です。楽天やAmazonでは『座椅子生活』というショップ(ブランド)名でさまざまなタイプの座椅子をご紹介しています。
おうち時間を過ごすスタイルが、ますます多様になってきている今日このごろ。当社では、そんな様々なおうちスタイルに応じた快適さをご提供するべく、日々新たな商品の開発に努めています。
今回ご紹介したいのはこちらの最新アイテム。さて、何だと思います?
「バッグ?」 い~え違います。
「あ、クッション?」 う~ん、それだけではないんです。正解は…
画期的な背もたれ!生活シーンに合わせて5WAYの使い方ができる、背もたれクッションの新形態、『Freecu(フリーク)』です!
新しい切り口で『Makuake』に初挑戦!
おうちでのリラックスタイム。リビングでテレビを観たりして過ごすだけでなく、それぞれの部屋やベッドの上など、様々な場所でスマホを楽しんだりする時間も多くなりました。
ソファやチェア、そして座椅子があれば、長時間同じ姿勢でいても楽な姿勢を保ちやすいのですが、それらは移動させるのが簡単ではなかったり、使う場所が限定されますよね。
それに、ソファがあってもなぜか床に座ってしまったり、あるいは「ベッドの上でくつろぐ時間が一番落ち着く…」という方もいらっしゃるのでは?
そこで!
コンパクトに畳めて簡単にいろんな場所に持ち運びができ、どこでもお好みの楽々姿勢がキープできる、そんなフリークッションを開発しました!
こちらの商品、当社がこれまで手掛けてきた従来の『座椅子』とは、ひと味違うコンセプト。
ですので今回は、一般発売(12月)の前に、クラウドファンディングサイト『Makuake』を通じて先行予約販売するスタイルに挑戦しました(2021年9月29日まで)。※Makuakeのサイトはこちら
開発デザイナーに聞く 『Freecu(フリーク)』 誕生秘話
この『Freecu(フリーク)』の開発背景などを、当社のデザイナー松久(まつひさ)にインタビューしました。
――この商品の発想はどんなところから?
当社では、自社製品だけでなく、OEMで他社ブランド製品の製造も請け負っているんですが、実は、とある取引先から『ベッドの上で使える背もたれクッションを作れないか』とのご相談をいただいたんです。
そこで僕たちとしては、単純に座椅子の座面を取っ払い、でもそれだけだと倒れちゃうんで、転倒防止のために後ろの部分を少し延ばした製品を作ったところ、いろいろなところで『おもしろいアイデアだね』と言っていただけて。
ただ、その製品は取引先からの依頼だったので、なるべく価格を抑えて販売したいというご意向があって、設計の面でいろいろ妥協せざるをえない点もあり…。
僕としては、同じコンセプトでも、もっとインテリアとしてのデザインや、使いやすさにこだわった製品を作りたい!と思っていたんですね。それならぜひ自社ブランドで思う存分やってみよう!と、動き出したのが開発のスタートです。
――こだわった点はどんなところ?
見た目のデザインはもちろんですが、『背もたれクッション』としての機能面でも、ディテールにこだわっています。
まず、背もたれのリクライニング。
従来の座椅子とは異なるギア(リクライニングする部品)を使用しています。従来の座椅子だと、角度を調整しようと思ったら一度上まで上げきったあとフラットにする必要がありますが、『Freecu(フリーク)』に採用したギアでは、どの角度からでも2度ピッチで調整が可能です。
しかも、従来だと14段階の調整だったのが、『Freecu(フリーク)』はなんと36段階も調整可能。
あと、リクライニングの調整音。
実際に使っていただくと、はっきりお分かりいただけるのですが、従来のギアはカチ・カチ・カチって感じでしたが、『Freecu(フリーク)』はカリカリカリッって感じで音も軽やかで操作感が気持ちいい。それはもうクセになります(笑)。
――それによって使い方も広がりそうですね。
はい、絶妙な角度調整が可能なので、背もたれとしてだけでなく、ちょっとだけ起こした状態で枕やうつ伏せでの支えにもなるし、足置きにもなるし、またペタンと倒せば座布団にもなる。5WAYの使い方ができちゃいます。
細部にまでこだわったデザインと機能性
――それだけいろんな使い方が可能だと、耐久性はどう?
クッションには、車のシートや高級ソファにも使われる「モールドウレタン」という素材を使用しています。
試作を重ねて、クッションとして最適な密度で、しかも型崩れしにくく耐久性のある素材をチョイスしました。適度な柔らかさと心地よい沈み感を感じていただけると思います。
――開発で苦労した点はどんなところ?
苦戦したのは「滑り止め」ですね…。ここはかなり試行錯誤しました。背もたれとして使う以上、後ろにズレちゃったりしないよう、しっかり支えることが必要です。それに見た目もスマートにしたいですし…。
具体的には、背後に延びているフレームの部分に滑り止めゴムを施したんですが、そこだけでも、かなりいろいろなゴム材を試しました。日光などの影響で劣化しないか、何か月も検証したりして。その結果、特殊なゴム材を探し出して採用したんですが、それでもまだ滑り止めの効果としてはちょっと心配で。
そこで最終的に編み出したのが、クッションが床に接する部分(生地)にシリコンを塗布するという方法。この二段構えによって、ベッドの布地の上や木のフローリングの上など置き場所を問わず、かなりズレを軽減することができました。
――まさにデザインと機能性を兼ね備えた傑作。
『Makuake』で先行予約購入いただいた皆様からも、「応援コメント」という形でたくさん期待の声をいただいています。「ありそうでなかった」、「こういうのを待っていた」、「今までの悩みが一気に解決できる」、「この手のタイプはいろいろあったけど、初めて使ってみたいと思った」などなど…本当に感激してます。
先行予約分が実際に皆様のお手元に届くのは12月で、それとほぼ同時に一般販売もしていく予定です。引き続きしっかりと準備していきますので、よろしくお願いいたします!
<2022.4.18更新>
生産遅延しておりましたFreecu(フリーク)ですが、本日(4/18)通常販売向けに商品が入荷しました。長期間お待たせして申し訳ございませんでした。こちら(楽天)にて販売スタートしましたので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
終わりに
いかがでしたか?
今回は従来の座椅子の概念をくつがえすニューアイテム、『Freecu(フリーク)』をご紹介しました。
当社では、まだまだ他にも皆様のいろいろなニーズやシーンにお応えする座椅子を取り揃えておりますので、順次こちらでご紹介していきたいと思っています。
今後とも当ブログとのお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします!
よろしければ、当社がネット上で運営するショップ『座椅子生活』もチェックしてみて下さい!